山とか

夏は自転車、山登り 冬はスキーをやっています

スキー板をインビス化してみる

スキーはスノーボードのようにビンディングを使いまわすという風には出来ていません。
しかし、スキーにインサートビスを埋め込むことで、一つのビンディングを色々な板で共有することが出来ます。
というわけで、愛しのHOJIが北海道から戻ってきたのでインビス化してみました。

ちなみに道具はブルークリフさんのこちらのセットを購入して使用しています。
使用するビンディングによって使うビスが決まっていますので、購入時は注意です。

取り付け方法は、同じページに説明動画があるんですが、なかなか素人には難しかったので個人的なツボを記録しておきます。

ドリルストッパーを9.5mmネライでセット。









ビンディングがついていた位置にごいっと穴をあけます。
空けた穴はきれいにします。
とにかく綺麗に丁寧に。
(これは掃除前)

その後タップを立てます。
動画ではそのままグイグイタップ立ててますが、素人が真似すると失敗する確率大です。
自分は会社に落ちてた鉄板に穴をあけて、ガイドにしています。
高級なボール盤でプロに穴をあけてもらったので、垂直に開いてます。

こんな感じです。
こつは、迷わない、振り返らない、最後までやり抜く、です。途中で抜くのはご法度。一気にやってしまいます。テープが巻いてあるのは、大体の深さの目安です。あのテープの深さ辺りで底に接触して手応えが出るので、手応えがあれば完了です。
ちなみにこういうガイドは売られているようです。

穴の中と周辺を丁寧に掃除します。

 









私は、インビスの固定にこれを使います。

理由は簡単、強力だからです。









ボルトの先にインビスを付けて埋めていきます。
奥まで入れてしまうと、抜くときに抜けないので、2~3山かかる程度にしています。
インビスは一度入れるとなかなか抜けません。穴の深さが正しいか確認したい場合は、いらない板や木片に穴を空けて確認します。

 

こんな感じ。
上のロックナットを締めこむことでインビスを固定します。
ただ、これだとボルトと友まいしてしまい、ボルトが深くはまりすぎて抜こうとしても抜けないときがあります。

なので、友まいしてしまう場合はダブルナットでロックナットを固定してしまうと作業が楽です。
インビス側は無理に固定しなくても緩々でも大丈夫です。
ロックナットが友まいないしないように、ダブルナットはきつく締めこんでます。

パテを盛り









インビスを埋めていきます。
いきなり工具を使って締めこんでいくと、斜めに入っていても気が付かないときがあります。手で締まる位置を探りながら手で締めこんでいきます。
相手は木です。鉄のように嫌がらないので、工具を使ってしまうと、”無理”に気が付きません。少し手で絞めた後、スパナで締めこんでいきます。

締めこめばロックナットを緩めて、ボルトを抜きます。








ビスの分だけ繰り返して









一枚完成です。
自分のような不器用な人間で板一枚30分ぐらいでしょうか?








固定後、飛び出たインビスの頭を削ってやって平らにならす必要があります。
ビンディングが浮いてしまうと固定力が弱くなるようです。
キングピンに限っていえば、センターのビスとブレーキのビス以外は、ツライチになっていない(少し空間がある)ので、その3つ以外は神経質になる必要はなさそうです。

初めてやった時は、真っ直ぐにインビスを入れられず、何度もやり直しているうちに穴がガバガバになってしまいました。
板をひっくり返すと、インビスがぽろっと落ちるレベル。
あ、これ終わったわ、って思ったんですが、偉大な大先輩のブログで紹介されてたJBウェルドを使用して固定してみたところ、これがばっちりで、今のところガチガチで固まってくれてます。
というわけで、挑戦してみようか、という方は自己責任でお願いします。